皆さん、こんにちは!北海道の登別は、その豊かな温泉と地獄谷の迫力で、国内外から多くの観光客が訪れる有名な場所ですね。でも、実は地元の人でさえあまり知らない、とっておきの隠れた名所が数多く眠っているんです。今回は、そんな「知る人ぞ知る」登別の魅力を、初めて訪れる方にも分かりやすく、そしてちょっとディープな角度からご紹介しましょう。
登別ってどんなところ?
登別市は、北海道の南西部に位置し、札幌から車で約1時間半、新千歳空港からは約1時間ほどの距離にあります。何といっても有名なのは、その火山活動が生み出す温泉地帯。「登別温泉」は、日本を代表する温泉地の一つであり、湯の湧き出る様子が地獄のようだと称される「地獄谷」は、必見の景勝地です。硫黄の匂いが立ち込め、独特の風景が広がります。
初めての登別:これだけは押さえたい!
必須観光スポット
- 地獄谷 (Jigokudani): 登別温泉の中心にある、まさに「地獄」のような谷。噴気孔から湯気が立ち昇り、硫黄の成分で染まった岩肌は圧巻です。夜にはライトアップされ、幻想的な雰囲気に包まれます。
- ポイント: 足元が滑りやすいので、歩きやすい靴で訪れましょう。
 
 - 大湯沼 (Oyunuma): 地獄谷のさらに奥にある、巨大な火口湖。エメラルドグリーンに輝く湖面と、辺り一面に広がる硫黄の析出物が神秘的な光景を作り出します。
- ポイント: 展望台から眺めるのがおすすめです。足湯も楽しめるので、リラックスできます。
 
 - クマ牧場 (Kuma Bokujo): ロープウェイで山頂へ。そこには、のんびり暮らすヒグマたちの姿が。餌やり体験もでき、間近で彼らの生態を観察できます。
- ポイント: ロープウェイからの眺めも素晴らしいです。
 
 
食の楽しみ
登別といえば、やはり海の幸、山の幸。
- 海鮮: 近くの港で獲れた新鮮な魚介類は外せません。特に、ウニ、イクラ、カニは絶品です。
- おすすめ: 登別駅周辺や温泉街には、美味しい海鮮料理店がたくさんあります。
 
 - ラーメン: 北海道らしい、濃厚な味噌ラーメンもおすすめです。
- おすすめ: 温泉街にある「味の大王」は、辛味ラーメンで有名です。
 
 - 閻魔やきそば: 登別地獄谷にちなんだ、真っ黒な見た目のユニークなご当地グルメ。
- ポイント: 温泉街のお土産屋さんや一部の飲食店で食べられます。
 
 
服装と持ち物
- 服装:
- 夏 (6月~8月): 日中は半袖で過ごせますが、朝晩は涼しくなることがあるので、薄手の羽織りものがあると安心です。
 - 春 (4月~5月)・秋 (9月~10月): 長袖にセーターやフリース、ジャケットなど、重ね着できる服装が基本です。
 - 冬 (11月~3月): 真冬は積雪も多く、非常に寒いです。厚手のコート、マフラー、手袋、帽子は必須。防水・防滑のブーツがおすすめです。
 
 - 持ち物:
- 歩きやすい靴: 温泉街や地獄谷周辺は、坂道や階段が多いので、スニーカーなどの歩きやすい靴を選びましょう。
 - 雨具: 北海道の天気は変わりやすいので、折りたたみ傘やレインコートがあると便利です。
 - タオル: 温泉に入る際に必要です。宿で用意されている場合もありますが、念のため持参すると安心です。
 - 日焼け止め・帽子: 夏場は日差しが強いことがあります。
 - 虫除けスプレー: 夏場は、自然が多い場所では虫に刺されることがあるので、携帯すると良いでしょう。
 
 
現地での移動手段
- 電車: JR室蘭本線 登別駅が最寄り駅です。札幌や函館からのアクセスが便利です。
 - バス: 登別駅からは、道南バスで登別温泉や各観光地へ行くことができます。
 - 車: レンタカーがあると、より自由に移動でき、隠れた名所へもアクセスしやすくなります。登別駅や新千歳空港で借りられます。
 - タクシー: 温泉街や主要観光地間での移動には便利ですが、費用は高めになります。
 
隠れた名所100:地元民も知らないとっておきの場所
さあ、ここからが本番です!地獄谷や温泉街以外にも、登別にはまだまだ知られざる魅力がたくさんあります。
- 「夢のかけ橋」と「地獄の川」: 地獄谷のすぐ近くにありますが、意外と知られていないのがこのエリア。遊歩道から見下ろす「地獄の川」は、温泉の成分で赤く染まった、幻想的な光景です。
- ポイント: 地獄谷の喧騒から少し離れた、静かな散策を楽しめます。
 
 - 「大湯沼川天然足湯」: 大湯沼から流れ出る川の一部が、天然の足湯になっています。広々とした空間で、自然を感じながらリラックスできます。
- ポイント: タオルとサンダルがあると便利。水着着用で全身浴できる場所もあります(「川の駅」)。
 
 - 「前田森林公園」: 登別駅からも比較的近い、広大な公園。四季折々の花が咲き、散策やピクニックに最適です。
- ポイント: 地獄谷とは全く違う、穏やかな自然を楽しみたい時におすすめ。
 
 - 「旧登別製糸場跡」: 明治時代に建てられた製糸場の跡地。現在は資料館として公開されており、地域の産業の歴史に触れることができます。
- ポイント: 意外と知られていない、登別の近代化を物語る貴重な場所です。
 
 - 「幌別ダム」: 登別市街地から少し足を延ばした場所にあるダム。周囲の緑とのコントラストが美しく、静かな時間を過ごせます。
- ポイント: 地元の人もドライブがてら訪れる隠れスポット。
 
 - 「登別美術館」: 温泉街から少し離れた場所にある、知る人ぞ知る美術館。北海道ゆかりの作家の作品を中心に展示されています。
- ポイント: アートに触れたい方には、静かで落ち着いた時間を過ごせる穴場です。
 
 - 「熊出没注意」の看板巡り: 登別はヒグマの生息地。いたるところに「熊出没注意」の看板がありますが、そのデザインや設置場所を巡ってみるのも面白いかもしれません。
- ポイント: 写真映えするユニークな看板を探してみましょう。
 
 - 「地獄の茶屋」: 地獄谷の近くにある、ユニークな名前の休憩所。ここでしか味わえないB級グルメや、地獄谷を眺めながら一息つける場所です。
- ポイント: 観光客だけでなく、地元の常連さんもいる隠れた人気店。
 
 - 「地獄谷展望台の裏手」: 地獄谷のメインの展望台から少し外れた、あまり人が行かない遊歩道の奥。そこから見える地獄谷の景色は、また違った趣があります。
- ポイント: 人混みを避けて、静かに地獄谷の迫力を感じたい方におすすめ。
 
 - 「新登別温泉」: 登別温泉のメインエリアから少し離れた場所にある、比較的新しい温泉地。泉質や雰囲気が異なるので、湯巡り好きにはおすすめです。
- ポイント: 落ち着いた雰囲気で、ゆっくりと温泉を楽しみたい方に。
 
 
探求心を満たす!さらにディープな体験
- 「地獄谷の夜の散策」: 夜の地獄谷は、昼間とは全く違う顔を見せます。ライトアップされた噴気孔や、暗闇に浮かび上がる谷のシルエットは、まさに異世界。
- ポイント: 足元に注意しながら、幻想的な風景を堪能しましょう。
 
 - 「地元のスーパーマーケット巡り」: 地元の人が普段どんなものを食べているのか、どんな商品が並んでいるのかを知るのも旅の醍醐味。登別駅周辺のスーパーマーケットは、地元の食材や特産品に出会える宝庫です。
- ポイント: 北海道限定のお菓子や、地域ならではの調味料などを探してみましょう。
 
 - 「登別市郷土資料館」: 登別の自然、歴史、文化について深く知ることができる場所。温泉の成り立ちや、アイヌ文化との関わりなど、興味深い展示があります。
- ポイント: 観光スポットを巡る前に訪れると、登別への理解が深まります。
 
 
費用について (目安)
登別旅行の費用は、宿泊するホテルのグレード、食事の内容、観光の仕方によって大きく変動しますが、一般的な目安として以下のような費用が考えられます。
- 交通費:
- 札幌からの往復(JR):約5,000円~7,000円
 - 新千歳空港からの往復(JR+バス):約6,000円~8,000円
 - 現地での移動(バス・タクシー・レンタカー):1日あたり3,000円~10,000円程度
 
 - 宿泊費:
- 温泉旅館・ホテル(1泊2食付き):15,000円~40,000円(グレードによる)
 - ビジネスホテル・ゲストハウス:6,000円~12,000円
 
 - 食費:
- 1日あたり:3,000円~8,000円(外食中心の場合)
 
 - 観光・アクティビティ費:
- 地獄谷・大湯沼:無料
 - クマ牧場(ロープウェイ含む):約2,500円
 - 登別美術館:約500円~1,000円
 
 
【2泊3日のモデルコース例】
- 交通費: 札幌往復+現地移動で約15,000円
 - 宿泊費: 中級温泉旅館(1泊目)+ビジネスホテル(2泊目)で約25,000円
 - 食費: 3日分で約20,000円
 - 観光費: クマ牧場など 約5,000円
 
合計:約65,000円~ (あくまで目安です。賢く旅をすれば、もっと費用を抑えることも可能です。)
最後に
登別は、そのパワフルな自然のエネルギーと、温泉、そして食の魅力に溢れた場所です。今回ご紹介した隠れた名所を巡ることで、きっと皆さんも、地元の人でさえ知らない、あなただけの登別を見つけることができるはず。ぜひ、この冒険心を持って、登別の奥深い魅力に触れてみてください。きっと忘れられない旅になるでしょう。
  
  
  
  

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