隠れた名所100:ポーラ美術館 (箱根) “100 Hidden Gems in Pola Museum of Art (Hakone) Even Locals Don’t Know”

皆さん、こんにちは!箱根の自然と芸術に魅せられた地元ガイド、〇〇です。今日は、箱根湯本駅から少し足を延ばした森の奥深くにひっそりと佇む「ポーラ美術館」を、まだ知らない方にも、そして地元の方にも「へぇ!」と言っていただけるような、とっておきの魅力と共にご紹介したいと思います。

ポーラ美術館とは? ~都会の喧騒を離れた、アートと自然のシンフォニー~

ポーラ美術館は、化粧品会社ポーラ・オルビスホールディングスが設立した美術館です。その最大の特徴は、なんといってもその立地と建物。緑豊かな箱根の森に溶け込むように建てられた建物は、まるで自然の一部。ガラス張りのエントランスからは、季節ごとに表情を変える美しい森を望むことができ、訪れる前から心を安らがせてくれます。

館内には、西洋絵画、日本画、版画、彫刻など、多岐にわたるコレクションが収蔵されています。特に、印象派や20世紀美術のコレクションは国内外で高く評価されており、モネ、ルノワール、ゴッホ、ピカソといった巨匠たちの作品を、ゆったりとした空間でじっくり鑑賞できるのが魅力です。

しかし、ポーラ美術館の魅力はそれだけではありません。ここからは、地元民ならではの視点で、皆さんがまだ知らないかもしれない「隠れた名所」とも呼べるポイントを、100個とはいきませんが、いくつかご紹介させていただきます!


【訪れる前に知っておきたい!基本情報】

アクセス方法:

  • 電車・バス:
    • 箱根湯本駅または小田原駅から、箱根登山バス「(1)彫刻の森・ポーラ美術館」行きに乗車し、「ポーラ美術館」バス停で下車。(所要時間:箱根湯本駅から約30分、小田原駅から約45分)
    • 箱根登山鉄道「彫刻の森駅」から徒歩約15分。森の中の遊歩道を歩くのも楽しいですよ!
  • 車:
    • 東名高速道路「厚木IC」から小田原厚木道路経由、小田原西ICで降り、国道1号線(箱根方面)へ。箱根湯本を過ぎて約15分。駐車場は無料です。

開館時間・休館日:

  • 開館時間: 9:00~17:00(最終入館は16:30まで)
  • 休館日: 年末年始(12月31日、1月1日)および展示替え期間。※公式ウェブサイトでご確認ください。

料金:

  • 一般: 2,000円(高校生・大学生1,300円、小・中学生無料)
    • ※特別展は別途料金がかかる場合があります。
    • ※箱根フリーパスをお持ちの方は割引があります。

服装・持ち物:

  • 服装: 美術館内は空調が効いていますので、夏場でも薄手の羽織るものがあると安心です。また、箱根は標高が高いため、時期によっては肌寒く感じることも。歩きやすい靴は必須です。森の中を散策する予定がある場合は、虫よけスプレーなども持参すると良いでしょう。
  • 持ち物: カメラ(フラッシュ禁止)、筆記用具、飲み物(館内には自販機やカフェがあります)。

おおよその費用:

  • 交通費: お住まいの地域によって大きく異なりますが、都内から日帰りであれば、往復交通費+入館料+飲食費で、10,000円~15,000円程度を見積もっておくと良いでしょう。
  • お土産: 美術館内のミュージアムショップには、ポーラ美術館オリジナルグッズや、展示作品に関連する書籍、雑貨などが豊富に揃っています。お土産代として、2,000円~5,000円程度あると満足できるかもしれません。

【地元民だから知っている!ポーラ美術館の「隠れた名所」10選】

さあ、ここからが本番です!皆さんがパンフレットで見る以上の、ポーラ美術館の魅力を掘り下げていきましょう。

  1. エントランスの「木漏れ日の回廊」: 美術館に足を踏み入れた瞬間、まず驚かされるのが、ガラス張りのエントランスから差し込む柔らかな光。特に晴れた日には、木々の緑と光が織りなす幻想的な光景が広がります。ここでの数分間の滞在が、これからの美術鑑賞への期待感を高めてくれます。

  2. 「自然と表現」展示室の隠し味: ポーラ美術館のコレクションの核となるのは、印象派や20世紀美術ですが、常設展の中でも特に「自然と表現」と題された展示室には、箱根の自然を映し出したかのような作品が隠れています。光の表現に注目して鑑賞すると、新たな発見があるはずです。

  3. ルーシー・リーの陶芸作品: 箱根でポーラ美術館といえば絵画が有名ですが、実はルーシー・リーの陶芸作品も素晴らしいコレクションがあります。彼女の繊細でモダンなフォルムは、絵画とはまた違った感動を与えてくれます。彼女の作品が展示されているフロアは比較的静かで、ゆっくりと鑑賞できます。

  4. 屋外展示空間「アート・ガーデン」の秘密: 美術館の建物を取り囲むように広がる「アート・ガーデン」。ここは単なる庭園ではありません。彫刻作品が点在し、四季折々の自然の中でアートを楽しめる空間です。特に、春の新緑や秋の紅葉の時期は格別。散策路を歩きながら、自然とアートの融合を肌で感じてください。

  5. 「森のカフェ」からの絶景: 館内にある「森のカフェ」は、ただの休憩所ではありません。大きな窓からは、箱根の山々が広がる絶景を望むことができます。ここで、こだわりのコーヒーやスイーツを味わいながら、鑑賞の合間にゆったりとした時間を過ごすのは至福のひとときです。

  6. ミュージアムショップのオリジナルグッズ: ここだけの話、ミュージアムショップには、展示作品をモチーフにしたオリジナルのポストカードや文房具、ポーチなどが豊富に揃っています。特に、絵画のポストカードは、お部屋に飾っても素敵です。

  7. 「ヒストリー・ギャラリー」の語り部: ポーラ美術館の設立の経緯や、コレクションにまつわるエピソードが紹介されている「ヒストリー・ギャラリー」。ここは、単なる美術館の紹介にとどまらず、ポーラ・オルビスグループの美への探求心や、箱根の自然との共生という、美術館が大切にしている思想に触れることができる隠れた名所です。

  8. 「光の回廊」に隠された仕掛け: 美術館の地下へと続く「光の回廊」は、まるで異世界への入り口のよう。天井から降り注ぐ光は、時間帯によってその表情を変えます。ここで、静かに瞑想するような時間を過ごすのもおすすめです。

  9. 特別展の「隠し球」: ポーラ美術館は、常に魅力的な特別展を開催しています。これらの特別展では、普段はなかなか見られない貴重な作品が展示されることも。特別展の展示リストを事前にチェックし、自分だけの「隠し球」となる作品を見つけるのも楽しみ方の一つです。

  10. 「庭園」からの美術館の眺め: 美術館の敷地内を散策し、少し離れた場所から美術館の建物全体を眺めてみてください。森に溶け込むような建築デザインの美しさが、より一層際立っていることに気づくはずです。これは、箱根の自然と調和しようとする美術館の哲学の表れとも言えるでしょう。


【さらに楽しむためのヒント】

  • 所要時間: ゆったりと鑑賞するなら、最低でも2~3時間は確保したいところ。アート・ガーデンやカフェでの休憩時間も含めると、半日楽しめます。
  • 写真撮影: 基本的に館内での写真撮影はOKですが、フラッシュの使用や、作品に近づきすぎる行為は禁止されています。ルールを守って、楽しい思い出を残しましょう。
  • 周辺観光: ポーラ美術館の後は、箱根彫刻の森美術館、箱根ガラスの森美術館、箱根美術館など、周辺にも見どころがたくさんあります。箱根フリーパスなどを活用して、周遊するのもおすすめです。

【最後に:箱根の森に抱かれる特別な時間】

ポーラ美術館は、単に美術品を鑑賞するだけの場所ではありません。箱根の豊かな自然に抱かれながら、五感を研ぎ澄まし、心静かにアートと向き合うことができる、そんな特別な空間です。

今回ご紹介した「隠れた名所」は、ほんの一部。あなただけの宝物を見つけに、ぜひポーラ美術館を訪れてみてください。きっと、都会の喧騒を忘れ、心満たされるひとときを過ごせるはずです。

それでは、また箱根でお会いしましょう!

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