隠れた名所100：網走 (北海道) “100 Hidden Gems in Abashiri (Hokkaido) Even Locals Don’t Know”

皆さん、こんにちは！北海道の東、オホーツク海に面した網走市へようこそ。ここでは、地元の人々でさえ「え、そんなところあったっけ？」と首をかしげるような、とっておきの隠れた名所を巡る旅へと皆さんをご招待します。大自然の息吹と、北海道開拓の歴史が息づく網走の魅力を、深掘りしていきましょう。（画像は、https://visit-abashiri.jp/scenery/　より引用）

Hello everyone! Welcome to Abashiri City, which faces the Sea of Okhotsk in the east of Hokkaido. Here, we invite you to explore some of the city’s hidden gems that will make even the locals scratch their heads and say, “I didn’t know there was such a place! Even the locals will be left scratching their heads, wondering, “Oh, I didn’t know there was such a place! Let’s delve deeper into the charms of Abashiri, where the breath of nature and the history of Hokkaido’s pioneering spirit come alive.

網走ってどんなところ？
隠れた名所100：網走の旅へ
旅の費用について（目安）
網走の食を堪能する
まとめ

網走ってどんなところ？

網走は、広大な大地と雄大なオホーツク海が織りなす、ダイナミックな景観が魅力の街です。冬には流氷が到来し、一面銀世界に包まれる一方で、夏は緑豊かな大地が広がり、四季折々の表情を見せてくれます。かつては、囚人たちが過酷な労働を強いられた場所としても知られていますが、その歴史は今、地域の人々の努力によって、学びと癒やしの場へと生まれ変わっています。

旅の準備：服装と持ち物

網走の天気は変わりやすく、特に海沿いは風が強いこともあります。

服装:
- 春・秋: セーターやフリースなどの重ね着ができる服装がおすすめです。薄手のダウンジャケットがあると安心です。
- 夏: 日中は半袖で過ごせる日もありますが、朝晩や日陰は涼しいので、長袖の羽織ものがあると便利です。
- 冬: 完全防備が必要です。厚手のコート、セーター、マフラー、手袋、帽子は必須。防寒性の高いブーツも忘れずに。雪道や凍結路を歩くこともあるので、滑りにくい靴底のものを選びましょう。
持ち物:
- カメラ: 息をのむような絶景を収めるために！
- 虫よけスプレー: 夏場は、特に自然豊かな場所では必需品です。
- 日焼け止め: 夏場はもちろん、冬でも雪の照り返しには注意が必要です。
- 雨具: 折りたたみ傘やレインコートがあると安心です。
- 温かい飲み物: 冬場は、温かい飲み物で体を温めながら観光するのも良いでしょう。

網走へのアクセス

網走へは、主に以下の方法があります。

飛行機:
- 女満別空港 (MMB): 網走市に最も近い空港です。空港から網走市内までは、バスで約40分～50分です。東京（羽田・成田）、大阪（伊丹・関西）などから直行便が運航しています。
鉄道:
- JR石北本線が網走駅に乗り入れています。札幌からは特急「オホーツク」で約5時間半ほどです。
車:
- 北海道内の主要都市からは、高速道路や国道を利用してアクセスできます。ドライブを楽しむのもおすすめです。

隠れた名所100：網走の旅へ

それでは、地元の人も知らないような、とっておきの網走の魅力をご案内しましょう。

1. 【歴史と文学の香りが漂う】監獄博物館の知られざる一面

網走といえば、網走刑務所を想起する方が多いでしょう。しかし、その敷地内にある監獄博物館は、単なる歴史の展示にとどまりません。

見どころ:
- 現役で使われていた舎房: 驚くほど質素な独房は、当時の過酷な状況を肌で感じさせます。
- 能舞台: 囚人たちが娯楽として演劇を行っていたという、意外な一面を知ることができます。
- 「赤レンガの道」: 網走川沿いに続くこの道は、囚人たちが実際に敷き詰めたものです。静かに歩けば、歴史の重みを感じられるはずです。
隠れた楽しみ方:
- 写真撮影: 博物館内の雰囲気ある建物を背景に、当時の衣装を借りて記念撮影をしてみてはいかがでしょうか？（※要事前確認）
- カフェで休憩: 博物館内にあるカフェでは、網走刑務所が製造している「赤れんが」ブランドのパンなどを味わえます。
アクセス: 網走駅からバスで約10分。
入場料: 一般600円程度。
注意点: 冬場は雪のため、一部エリアの開放が制限されることがあります。

2. 【オホーツクの恵みとアートが融合】オホーツク流氷館の隠れスポット

流氷の神秘を体感できるオホーツク流氷館は有名ですが、その周辺にも魅力的な場所があります。

見どころ:
- クリスタルパレス: 流氷館のすぐ隣にある、ガラス張りのドーム。中には、網走で採取された植物や昆虫の標本が展示されており、まるで秘密の花園のようです。
- 展望台からの眺め: 流氷館の最上階にある展望台からは、オホーツク海はもちろん、天気が良ければ知床連山まで見渡せます。特に夕暮れ時は、感動的な景色が広がります。
隠れた楽しみ方:
- 流氷の妖精「クリオネ」との対話: 流氷館では、クリオネの生態を観察できるコーナーがあります。その小さくて儚い姿は、見ているだけで心が癒されます。
- 体験コーナー: 流氷に触れることができるコーナーでは、キンと冷たい流氷の感触を体験できます。
アクセス: 網走駅からバスで約20分。
入場料: 一般800円程度。
注意点: 冬場は流氷が見られないこともありますが、流氷がない時期でも、オホーツク海の雄大な景色は楽しめます。

3. 【大地に抱かれる静寂】能取岬の灯台と断崖絶壁

「網走国定公園」の一部でもある能取岬は、その名の通り、荒々しい自然の造形美を堪能できる場所です。

見どころ:
- 能取岬灯台: 白亜の灯台が、青い海と緑の丘のコントラストを際立たせます。灯台に近づくにつれて、潮風の香りが強くなり、開放感に包まれます。
- 断崖絶壁: 岬の先端に立つと、眼下には力強い波が打ち寄せる断崖絶壁が広がります。その迫力に、自然の偉大さを改めて感じさせられます。
隠れた楽しみ方:
- 季節の花々: 春から夏にかけては、ハマナスやエゾスカシユリなど、可憐な野花が咲き誇ります。
- 星空観賞: 周囲に明かりが少ないため、夜には満天の星空を眺めることができます。
アクセス: 網走駅から車で約30分。バスもありますが、本数は少ないので事前に確認が必要です。
注意点: 風が強い日が多いので、帽子などが飛ばされないように注意しましょう。断崖絶壁に近づく際は、足元に十分注意してください。

4. 【縄文人の息吹を感じる】モヨロ貝塚とモヨロ貝塚館

網走には、約3000年前から1000年前まで、縄文時代から続縄文時代にかけて人々が暮らしていた痕跡が残されています。

見どころ:
- モヨロ貝塚: 貝殻や土器、人骨などが数多く出土した、国内でも有数の貝塚です。当時の人々の生活を想像しながら、縄文のロマンに浸ることができます。
- モヨロ貝塚館: 貝塚から出土した遺物を展示しており、当時の生活様式や文化を知ることができます。复元された住居なども展示されています。
隠れた楽しみ方:
- 縄文土器づくり体験: 事前に予約すれば、縄文土器を作る体験ができます。世界に一つだけのオリジナル土器が作れます。
- 周辺の散策: 貝塚周辺は、自然も豊かで、散策にも適しています。
アクセス: 網走駅からバスで約15分。
入場料: モヨロ貝塚館は無料。
注意点: 貝塚は史跡ですので、大切に扱い、ゴミなどは持ち帰りましょう。

5. 【隠れ家のようなカフェ】北浜駅のカフェ「停車場」

JR釧網本線の無人駅である北浜駅。その駅舎内に、知る人ぞ知るカフェがあります。

見どころ:
- 窓からの絶景: 窓の外には、オホーツク海が広がり、夏にはウミネコ、冬には流氷を眺めながら、ゆったりとした時間を過ごせます。
- 駅舎の雰囲気: 昔ながらの駅舎の雰囲気がそのまま残っており、レトロで温かい空間です。
隠れた楽しみ方:
- 手作りケーキとコーヒー: マスターが丁寧に淹れてくれるコーヒーと、手作りのケーキは絶品です。
- 「流氷かもめ」: 特徴的なメニュー名も多く、地元の食材を使った料理も楽しめます。
- 写真撮影: 壁一面に貼られた「青春18きっぷ」の半券や、利用客が残したメッセージが、独特の雰囲気を醸し出しています。
アクセス: 網走駅からJR釧網本線で約15分。
注意点: 無人駅のため、列車の本数が少ないです。事前に時刻表を確認し、余裕を持って訪れましょう。

6. 【知られざるアート空間】呼人駅の「アートギャラリー」

もう一つ、JR釧網本線の駅に隠されたアートスポットをご紹介します。呼人駅も無人駅ですが、駅舎の一部がアートギャラリーとして活用されています。

見どころ:
- 地元アーティストの作品: 地元で活躍するアーティストの絵画や彫刻などが展示されています。
- 季節ごとの展示: 季節ごとに展示内容が変わるので、何度訪れても楽しめます。
隠れた楽しみ方:
- 偶然の出会い: 訪れた時に、アーティスト本人と会えることも！
- 駅の静寂: 都会の喧騒を離れ、静かな駅の空間でアートに触れる時間は、格別です。
アクセス: 網走駅からJR釧網本線で約5分。
注意点: 開館日や時間は不定期な場合があるので、事前に確認することをおすすめします。

7. 【地元の人が愛する味】網走ちゃんぽん

網走には、地元の人々が愛するソウルフードがあります。それが「網走ちゃんぽん」です。

特徴:
- 魚介の旨味: 魚介類をふんだんに使った、あっさりしながらもコクのあるスープが特徴です。
- 太麺: 魚介スープによく絡む、食べ応えのある太麺が使われています。
隠れた楽しみ方:
- 隠れ家的なお店を探す: 市内には、昔ながらの老舗や、こだわりの一杯を提供するお店が点在しています。地元の人におすすめを聞いてみるのも良いでしょう。
- トッピングのカスタマイズ: お店によっては、野菜を増量したり、魚介の種類を選べたりと、自分好みにカスタマイズできます。
アクセス: 市内各所の飲食店で提供されています。
費用: 1,000円～1,500円程度。
注意点: お店によって味や具材が異なるので、いくつか食べ比べてみるのも楽しいです。

8. 【意外な絶景ポイント】網走湖畔の夕景

網走湖は、網走市街地の西側に広がる大きな湖です。昼間は穏やかな表情を見せる湖ですが、夕暮れ時には息をのむような絶景が広がります。

見どころ:
- 空と湖面のコントラスト: 夕日が湖面に映り込み、空と湖が一体となった幻想的な光景を見ることができます。
- 遠くに見える山々: 天気が良ければ、遠くに連なる山々も夕焼けに染まります。
隠れた楽しみ方:
- 静かな湖畔を散歩: 邪魔になるものが何もない、静かな湖畔をゆっくりと散歩する時間は、心身のリフレッシュに最適です。
- 写真撮影: 三脚を持参して、じっくりと夕景を撮影するのもおすすめです。
アクセス: 網走市街地から車で約10分～15分。湖畔沿いに駐車場があります。
注意点: 秋から冬にかけては、湖面が凍結することもあります。散策の際は足元に注意しましょう。

9. 【地元の食文化に触れる】呼人漁港の朝市（時期限定）

網走の台所を支える呼人漁港。この漁港で、時期限定で開催される朝市は、地元の活気と新鮮な魚介を一度に味わえる貴重な体験です。

見どころ:
- 獲れたての魚介類: その日の朝に揚がったばかりの魚介類が、驚くほどの安さで並びます。
- 漁師さんとの交流: 威勢の良い漁師さんたちとの会話も、朝市の醍醐味です。
隠れた楽しみ方:
- その場で味わう: 購入した魚介類を、その場で調理してくれるお店があることも。新鮮な海の幸を、最も美味しい状態で味わえます。
- 珍しい魚との出会い: 市場ならではの、普段見かけないような魚に出会えることもあります。
アクセス: 呼人漁港まで。網走市内から車で約15分。
開催時期: 開催時期は限られていますので、訪れる前に必ず確認が必要です（例: 夏場の週末など）。
注意点: 早朝から賑わうので、早い時間帯に訪れるのがおすすめです。

10. 【北海道ならではの体験】原生花園をサイクリング

網走市街から少し足を延ばすと、広大な原生花園が広がっています。

見どころ:
- 約1000種類もの植物: 季節ごとに様々な高山植物や野花が咲き誇り、まるで絵画のような美しさです。
- サイクリングロード: 遊歩道が整備されており、自転車でゆっくりと景色を楽しみながら巡ることができます。
隠れた楽しみ方:
- ガイドツアーに参加: より深く植物について学びたい場合は、ガイドツアーに参加するのもおすすめです。
- バードウォッチング: 野鳥の宝庫でもあり、運が良ければ珍しい鳥に出会えるかもしれません。
アクセス: 網走駅からJR釧網本線で約30分（原生花園駅下車）。
入場料: 無料。
注意点: 夏場は日差しが強いので、帽子やサングラス、日焼け止めを忘れずに。虫よけ対策も万全に。

旅の費用について（目安）

網走への旅にかかる費用は、時期や滞在日数、移動手段、宿泊施設、食事のグレードなどによって大きく変動します。以下に、一般的な目安を提示します。

交通費:
- 東京からの往復航空券: 20,000円～50,000円程度（時期や予約タイミングによる）
- 札幌からの往復特急料金: 15,000円～20,000円程度
- 現地での移動費: レンタカー（1日5,000円～10,000円程度）、バス・タクシー代（必要に応じて）
宿泊費:
- ビジネスホテル・民宿: 1泊5,000円～10,000円程度
- シティホテル・リゾートホテル: 1泊15,000円～30,000円程度
食費:
- 1日あたり: 3,000円～8,000円程度（B級グルメから海鮮料理まで）
観光・アクティビティ費:
- 入場料など: 1箇所あたり500円～1,500円程度
- 流氷ウォークなどの体験: 10,000円～15,000円程度

【2泊3日、標準的な旅のモデルケース（1名あたり）】

交通費（東京発・飛行機利用）: 約40,000円
宿泊費（ビジネスホテル2泊）: 約15,000円
食費（3日間）: 約15,000円
観光・アクティビティ費: 約5,000円
合計: 約75,000円

※これはあくまで目安です。早期割引やセールを利用したり、食費を抑えたりすることで、さらに費用を抑えることも可能です。

網走の食を堪能する

網走に来たら、ぜひ味わっていただきたいグルメがいくつかあります。

海鮮:
- 毛ガニ: オホーツク海といえば毛ガニ。濃厚なカニ味噌とプリプリの身は格別です。
- ホタテ: 大きくて肉厚なホタテは、刺身でも焼いても美味。
- サンマ・サケ: 秋には旬のサンマやサケが水揚げされ、脂の乗った味わいが楽しめます。
農産物:
- ジャガイモ・玉ねぎ: 北海道の代表的な農産物。網走産のものは甘みが強いのが特徴です。
- メロン: 夏場は甘くてジューシーなメロンが旬を迎えます。
その他:
- 網走ビール: 地元で醸造されているクラフトビール。爽やかな味わいです。