皆さん、こんにちは!北海道の魅力を、あちこち旅する私だからこそ気づく「本当の」姿でお届けします。今回は、多くの観光客が訪れる道央エリアでも、実はまだまだ知られていない、しかし訪れる者を必ず魅了する宝石のような場所、「支笏湖(しこつこ)」をご紹介します。
「支笏湖って、有名じゃない?」と思われた方もいるかもしれません。そう、支笏湖は北海道を代表する美しい湖の一つです。しかし、その魅力の奥深さ、そして隠された見どころとなると、地元民ですら「そんな場所があったのか!」と驚くかもしれません。(画像は、https://lake-shikotsu.jp/ より引用)
Hello everyone! I will be bringing you the “true” picture of Hokkaido’s charms as I travel from place to place to discover them. This time, I would like to introduce Lake Shikotsuko, a little-known gem in the central Hokkaido area that attracts many tourists, but never fails to enchant visitors.
Lake Shikotsuko is not so famous,” you may be thinking. You may be thinking, “Isn’t Lake Shikotsu famous? Yes, Lake Shikotsu is one of the most beautiful lakes in Hokkaido. However, when it comes to the depth of its charm and its hidden attractions, even the locals may be surprised to know that there is such a place! You may be surprised.
支笏湖とは? ~その神秘のベールに迫る~
まず、支笏湖がどのような場所なのか、簡単にご紹介しましょう。
- 日本最北の不凍湖: 支笏湖は、北海道の中央部、千歳市と苫小牧市にまたがるカルデラ湖です。何と言っても特筆すべきはその「水温」。冬でも凍ることがなく、一年を通して透明度の高い水を湛えています。これは、水深が平均約265mと非常に深く、さらに温泉が流入しているためと考えられています。
 - 驚異の透明度: その透明度は全国でもトップクラス。湖底までくっきりと見えることも珍しくありません。この透き通った水は、訪れる人々に静寂と清涼感を与えてくれます。
 - 太古の姿を留める自然: 約10万年前に噴火活動によって形成されたカルデラの中にできた支笏湖は、手つかずの自然が多く残されています。周囲は広大な原生林に囲まれ、四季折々の表情を見せてくれます。
 
地元民も意外と知らない? 支笏湖の「隠れた」魅力
では、ここからが本番です。「地元の人も知らない」とまで言ってしまうと少し大げさかもしれませんが、多くの人が訪れる定番スポット以外にも、支笏湖にはまだまだ知られざる魅力がたくさんあるのです。
1. 湖畔の秘境!「モラップの滝」と「オコタンペ湖」
- モラップの滝: 支笏湖の南東岸、モラップ山周辺にひっそりと佇む滝です。周辺は整備された遊歩道がありますが、少し奥まった場所にあるため、静かに自然を満喫したい方におすすめ。滝壺の美しさと、周囲の緑とのコントラストは格別です。
 - オコタンペ湖: 支笏湖の東に位置する、さらに小さな神秘的な湖。エメラルドグリーンに輝くその水面は、まるで宝石のようです。こちらは立ち入りが制限されているエリアもあるので、指定された展望スポットからその美しさを堪能しましょう。
 
2. 湖底に眠る神秘?「千歳アウトレットモールRera」周辺の秘密
意外に思われるかもしれませんが、支笏湖の玄関口とも言える千歳市にある「千歳アウトレットモールRera」の周辺にも、知る人ぞ知るスポットが。
- 美々川(びびがわ): アウトレットモールの近くを流れるこの川。特に春先や秋口には、川沿いの木々が色づき、静かに流れる川のせせらぎを聞きながら散策するのは、都会の喧騒を忘れさせてくれます。夏にはカヌー体験なども可能です。
 
3. 湖底を覗く新感覚体験「水中遊覧船」
支笏湖の「隠れた」魅力を最もダイレクトに感じられるのが、この水中遊覧船です。
- クリアウォーター号: 支笏湖の最大深度は約360m。この遊覧船は、底がガラス張りになっており、まるで湖底を散歩しているかのような感覚で、水中世界を観察できます。魚が泳ぐ姿はもちろん、水底に沈む植物や、条件によっては湖底まで見渡せることも。まさに「支笏湖の神秘」を体感できるアトラクションです。
 
4. 支笏湖に「秘境」を求めて?「恵庭岳」と「漁岳」の登山道
もしあなたがアクティブな旅を求めるなら、支笏湖周辺の山々への挑戦もおすすめです。
- 恵庭岳(えにわだけ): 支笏湖の北東にそびえる、美しい円錐形の山。登山道は整備されていますが、中級者以上向けのルートもあります。山頂からの支笏湖の眺めはまさに絶景。
 - 漁岳(いそだけ): 支笏湖の南東に位置する、北海道の百名山にも選ばれている山。こちらはより本格的な登山になりますが、その分、山頂からの達成感と眺望は筆舌に尽くしがたいものがあります。
 
支笏湖を旅する前に知っておきたいこと
1. 食べ物:何を食べる?
支笏湖周辺で味わえるのは、やはり北海道ならではのグルメです。
- チップ(ヒメマス): 支笏湖で獲れるヒメマスは「チップ」と呼ばれ、上品な味わいが特徴です。刺身、塩焼き、唐揚げなど、様々な調理法で楽しめます。湖畔のレストランでぜひ味わってみてください。
 - ジンギスカン: 北海道のソウルフード。支笏湖周辺にも美味しいジンギスカンのお店があります。
 - ソフトクリーム: 北海道といえば、濃厚なミルクで作られたソフトクリーム。湖畔の売店などで購入できます。
 - 地ビール: 支笏湖周辺には、地元の素材を使ったクラフトビールを提供する醸造所もあります。
 
2. 服装:どんな服装が適している?
支笏湖は北海道の中でも比較的温暖な地域ですが、標高が高いため、夏でも朝晩は涼しくなります。
- 春(4月~5月): まだ肌寒い日が多いです。フリースや薄手のダウンジャケット、長袖のシャツ、パンツなどが基本。山間部では雪が残っていることも。
 - 夏(6月~8月): 日中は半袖でも過ごせますが、朝晩や湖畔では肌寒く感じます。薄手の長袖シャツやカーディガン、フリースなどがあると安心です。急な雨に備えて、撥水性のある上着もあると便利です。
 - 秋(9月~11月): 急激に冷え込みます。フリース、セーター、厚手のジャケット、パンツが必須。本格的な冬の装いになります。紅葉の時期は特に美しいですが、寒さ対策は万全に。
 - 冬(12月~3月): 厳しい寒さになります。厚手のダウンコート、セーター、マフラー、手袋、帽子などの防寒着は必須。滑りにくい靴、必要であればスパイク付きの靴を用意しましょう。
 
共通して言えること:
- 重ね着: 気温の変化に対応できるよう、重ね着できる服装がおすすめです。
 - 歩きやすい靴: 湖畔の散策や、軽いハイキングを想定して、歩きやすい靴を選びましょう。
 - 日焼け止め・虫除け: 夏場は日差しが強いので、日焼け止めは必須。湖畔や森では虫が出やすいので、虫除けスプレーもあると便利です。
 
3. 行き方:どうやって行く?
支笏湖へのアクセスは、主に車かバスになります。
- 車:
- 新千歳空港から: 約40分。レンタカーを利用するのが最も便利です。
 - 札幌市内から: 約1時間~1時間半。高速道路を利用するとスムーズです。
 
 - バス:
- JR千歳駅から: 支笏湖行きのバスが運行しています(約45分)。
 - 新千歳空港から: 支笏湖行きのバスもあります(約45分)。
 - 札幌市内から: 支笏湖行きの直行バスは少ないですが、千歳駅経由で乗り継ぐか、冬季限定のバスツアーなどを利用する方法があります。
 
 
注意点:
- 冬季の運転: 11月下旬から3月下旬にかけては、路面が凍結したり積雪したりすることがあります。スタッドレスタイヤは必須で、運転に自信がない場合は、無理せずバスの利用をおすすめします。
 - 公共交通機関の便数: バスは本数が限られている場合があるので、事前に時刻表を確認しておきましょう。
 
4. 費用:いくらくらいかかる?
支笏湖周辺での観光費用は、旅のスタイルによって大きく変わります。
- 交通費:
- レンタカー(1日): 6,000円~15,000円程度(車種や時期による)
 - バス(往復): 2,000円~3,000円程度
 
 - 宿泊費:
- 温泉宿・リゾートホテル: 1泊2食付きで15,000円~40,000円程度
 - ビジネスホテル・素泊まり: 8,000円~15,000円程度
 - キャンプ場(夏季): 1泊 3,000円~5,000円程度
 
 - アクティビティ料金:
- 水中遊覧船: 1,500円~2,000円程度
 - カヌー・SUP体験: 5,000円~10,000円程度
 - 登山ツアー(ガイド付き): 10,000円~
 
 - 食費: 1日あたり 3,000円~8,000円程度(食事の内容による)
 
おおよその旅費:
- 日帰り: 交通費+食費+アクティビティ代として、1人あたり 8,000円~20,000円程度。
 - 1泊2日(中級クラス): 交通費+宿泊費(1泊2食)+食費+アクティビティ代として、1人あたり 30,000円~60,000円程度。
 
5. 注意すべきこと
- 自然環境の保護: 支笏湖は貴重な自然環境です。ゴミは必ず持ち帰り、動植物を傷つけないようにしましょう。
 - 熊の出没: 山間部では熊が出没する可能性があります。山に入る際は、熊鈴を携帯し、注意喚起の看板などをよく確認してください。
 - 天候の急変: 山岳地帯では天候が急変しやすいです。最新の天気予報をチェックし、十分な準備をしてください。
 - 冬季の交通状況: 冬季は積雪や路面凍結により、交通規制がかかる場合があります。事前に道路情報を確認しましょう。
 - 携帯電話の電波: 一部の山間部や奥まった場所では、電波が届きにくいことがあります。
 
まとめ:支笏湖で、あなただけの「隠れた名所」を見つけよう
支笏湖は、ただ美しい湖としてだけでなく、その周辺に広がる豊かな自然、そして地元の人々しか知らないような小さな発見に満ちた場所です。今回ご紹介した「隠れた名所」は、ほんの一例。ぜひ、あなた自身の足で、五感で、支笏湖の魅力を探求してみてください。
もしかしたら、このブログを読んでいるあなたの心に響く、さらに素晴らしい「隠れた名所」が、支笏湖のどこかに眠っているかもしれませんよ。
さあ、次の旅の計画に、この神秘的な湖「支笏湖」を加えてみませんか? きっと、忘れられない体験があなたを待っています。
  
  
  
  

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