はじめまして。この度、歴史ある港町、北海道小樽へようこそ!この地を愛し、その歴史を深く知る者として、皆さまに小樽の魅力を余すところなくお伝えできれば幸いです。今回は、地元の人でも見過ごしがちな、あるいは近年になってその魅力が再認識されつつある、とっておきの隠れた名所を巡る旅にご案内しましょう。(画像は、https://otaru.gr.jp/ より引用)
Nice to meet you. Welcome to the historic port town of Otaru, Hokkaido! As someone who loves Otaru and is deeply familiar with its history, I would be happy to share with you all the charms of Otaru. Let me take you on a tour of some of the hidden gems that even locals tend to overlook, or that have only recently been rediscovered.
小樽とは? – 海と坂道、そしてロマンの街
小樽は、北海道の日本海側に位置する、かつて北海道開拓の玄関口として栄えた港町です。明治から昭和にかけて、ニシン漁で巨万の富を築き、その財力は美しい石造りの倉庫群や、異国情緒あふれる建物として今も街並みに息づいています。
しかし、小樽は単なる過去の遺産だけではありません。坂道の先に広がる日本海の絶景、冬の雪景色、そして美味しい海の幸。これらの要素が織りなす独特の雰囲気が、訪れる人々を魅了してやまないのです。
初めての小樽 – 知っておきたい基本情報
アクセス – 空からの玄関口、そして海を渡って
- 飛行機: 最寄りの空港は新千歳空港(CTS)です。空港から小樽までは、JR快速エアポートで約1時間20分。乗り換えなしでアクセスできるので便利です。
 - 電車: 札幌駅からJR函館本線で約30分〜40分。札幌観光の合間に日帰りでも十分楽しめます。
 - バス: 新千歳空港や札幌から高速バスも運行されています。
 - フェリー: 実は、小樽港はロシアのコルサコフ(サハリン)との定期航路があります。国際的な玄関口としての歴史も垣間見えます。
 
費用 – 旅の計画に役立つ目安
- 交通費:
- 新千歳空港~小樽(JR快速エアポート):約1,400円
 - 札幌~小樽(JR):約700円
 - 市内観光(バス1日乗車券):500円~1,000円程度
 
 - 宿泊費: ビジネスホテルなら1泊8,000円~、少し趣のある旅館やゲストハウスなら5,000円~10,000円程度。高級ホテルなら20,000円~と幅広いです。
 - 食費: 海鮮丼などのランチなら2,000円~3,000円、夜は美味しい寿司や海鮮料理を堪能するなら5,000円~10,000円程度。スイーツも外せません!
 - 観光費: 無料のスポットも多いですが、美術館や博物館は1,000円~2,000円程度。
 
【旅の予算例(2泊3日・一人当たり)】
- 節約旅: 30,000円~40,000円
 - 標準旅: 50,000円~70,000円
 - 贅沢旅: 100,000円~
 
服装 – 季節ごとの装いを賢く
小樽は四季がはっきりしており、特に冬の寒さは厳しいです。
- 春(4月~5月): まだ肌寒い日が多いです。重ね着できる服装が基本。薄手のコートやセーターがあると安心です。
 - 夏(6月~8月): 比較的過ごしやすいですが、朝晩は涼しくなることも。半袖で過ごせますが、羽織るものがあると便利です。海風が冷たく感じることもあります。
 - 秋(9月~10月): 紅葉が美しい季節。夏服から冬服への移行期です。ジャケットやカーディガンは必須。
 - 冬(11月~3月): 極寒です。厚手のコート、マフラー、手袋、帽子は必須。滑りにくいブーツも重要。積雪量も多いため、防寒対策は万全に!
 
【服装のポイント】
- 歩きやすい靴: 小樽は坂道や石畳が多いので、スニーカーやウォーキングシューズがおすすめです。
 - 雨具: 急な雨に備えて折りたたみ傘があると便利です。
 - 夏でも羽織るもの: 海風は体温を奪います。
 
隠れた名所100:地元民も唸る、とっておきのスポット巡り
さあ、いよいよ本番です!今回は、ガイドブックに載っている定番スポットに少しだけ足を延ばし、あるいは視点を変えることで見えてくる、小樽の知られざる魅力を発掘しましょう。
1. 旧日本銀行小樽支店 – 眠れる地下金庫の秘密
- なぜ隠れた名所?: 建物自体は有名ですが、内部見学ができることは意外と知られていません。さらに、地下の旧金庫室は、その重厚な雰囲気に圧倒されること間違いなし。
 - 見どころ: 豪華な内装、そして何よりも、かつて現金を保管していた地下金庫室。その頑丈な扉や、冷たい空気感は、当時の経済の重みを肌で感じさせてくれます。
 - ヒント: 普段は静かな場所ですが、時折、特別なイベントが開催されることも。事前に公式情報をチェックするのも良いでしょう。
 
2. 小樽市金庫跡 – 幻の建築美を求めて
- なぜ隠れた名所?: かつて小樽の金融街の一角を担った、現存する貴重な歴史的建造物。しかし、現在は一般公開されておらず、その姿を外から眺めることしかできません。それでも、その重厚な佇まいには、失われた時代の息吹が感じられます。
 - 見どころ: 堅牢な石造りの外観、どっしりとした銀行建築の風格。かつての繁栄を物語るかのような威厳に満ちています。
 - ヒント: 周辺の他の近代建築と合わせて散策すると、当時の街並みを想像しやすくなります。
 
3. 小樽芸術村 – 隠された芸術の宝庫
- なぜ隠れた名所?: 小樽芸術村は、複数の美術館や工房が集まる複合施設ですが、それぞれが個性豊かで、じっくり巡ると一日では足りないほど。特に、 nitro-art gallery やステンドグラス美術館などは、その緻密な美しさに息をのむことでしょう。
 - 見どころ:
- 旧三井銀行小樽支店: 美しいステンドグラスと、豪華な内装。
 - ニシン御殿 小樽貴賓館: 豪商の暮らしぶりと、日本建築の粋。
 - 北一硝子・小樽ガラス工房: ガラス職人の技を間近で見学。
 
 - ヒント: 芸術村の共通券を購入するとお得です。
 
4. 長橋なえばな公園 – 都会の喧騒を離れた自然
- なぜ隠れた名所?: 市街地から少し離れた高台にあるため、地元民でも知らない人がいるほど。しかし、ここからの眺めは格別です。
 - 見どころ: 小樽市街地、小樽港、そして晴れた日には遠く石狩湾まで一望できるパノラマビュー。特に夕暮れ時は、街に灯りが灯り始める幻想的な光景が楽しめます。
 - ヒント: 季節の花々も美しく、春には桜、秋には紅葉も楽しめます。ピクニックにも最適です。
 
5. 小樽最上稲荷神社 – 静寂に包まれたパワースポット
- なぜ隠れた名所?: 有名な寺社仏閣に比べると知名度は低いですが、地元の人々からは信仰を集める静かなパワースポットです。
 - 見どころ: 参道に並ぶ朱色の鳥居、そして本殿からの眺め。都会の喧騒から離れ、静かな時間を過ごすことができます。
 - ヒント: 境内にひっそりと佇むお堂や、苔むした石段など、探検気分で散策するのも楽しいでしょう。
 
6. 色内小学校周辺の坂道 – 隠された絶景ルート
- なぜ隠れた名所?: 小樽は坂の街ですが、観光客がよく通る道とは少し違う、細い路地や階段が隠れた絶景ポイントを生み出しています。色内小学校周辺はその代表例。
 - 見どころ: 坂を登りきったところから見える、住宅街の向こうに広がる海。生活感あふれる街並みと、壮大な自然のコントラストが美しいです。
 - ヒント: 地元の人々の生活を邪魔しないよう、静かに散策を楽しみましょう。
 
7. 銭函・朝里エリアの海岸線 – 自然の芸術に触れる
- なぜ隠れた名所?: 小樽市街地から少し離れた銭函や朝里エリアは、海岸線が美しく、地元の人々の憩いの場となっています。観光客が少ないため、静かに海を楽しめます。
 - 見どころ: 荒々しい岩場、穏やかな砂浜、そして夕日に染まる海。季節ごとに表情を変える自然の美しさを満喫できます。
 - ヒント: 海岸沿いのカフェで、ゆったりと海を眺めながらコーヒーを味わうのもおすすめです。
 
8. 小樽市消防本部・旧庁舎(現・小樽市観光物産プラザ) – 歴史的建造物の再活用
- なぜ隠れた名所?: かつて小樽の街を守った消防本部の庁舎が、現在は観光物産プラザとして活用されています。そのレトロな建物と、当時の歴史を感じさせる雰囲気が魅力です。
 - 見どころ: 赤レンガ造りの重厚な建物、そして内部には小樽の特産品が並びます。昔の消防車両などが展示されていることも。
 - ヒント: お土産探しにも最適ですが、建物の歴史にもぜひ注目してみてください。
 
9. 寿司屋通り裏路地 – 地元民だけが知る名店
- なぜ隠れた名所?: 有名な寿司屋が並ぶ寿司屋通りですが、その裏路地には、観光客にあまり知られていない、地元民に愛される隠れた名店が点在しています。
 - 見どころ: 地元ならではの新鮮なネタ、職人の技、そして温かいもてなし。まさに「本物」の味に出会えます。
 - ヒント: 勇気を出して、地元の人に「おすすめのお店は?」と聞いてみるのも良いでしょう。
 
10. 小樽運河倉庫群の裏側 – 港の歴史を辿る
- なぜ隠れた名所?: 誰もが知る小樽運河ですが、その運河沿いの倉庫群の「裏側」に目を向けると、かつての港の賑わいや、物流の歴史が色濃く残っています。
 - 見どころ: 倉庫の壁に刻まれた傷、線路の跡、そして港を行き交った船を想像させる風景。
 - ヒント: 運河沿いを歩くだけでなく、少し脇道に入ってみましょう。
 
小樽の味覚 – 五感を満たす美食体験
小樽といえば、やはり海の幸。しかし、それだけではありません。
- 新鮮な寿司・海鮮:
- おすすめ: マグロ、ウニ、イクラ、ボタンエビ、ホタテなど。旬の魚介をぜひ!
 - 隠れた名店: 寿司屋通りだけでなく、少し路地に入ったお店や、地元の人が通う定食屋もおすすめです。
 
 - 小樽ビール:
- おすすめ: 地ビール醸造所「小樽ビール」では、できたてのクラフトビールが楽しめます。
 - 隠れた楽しみ方: 倉庫を改装したビアホールは、雰囲気も抜群。
 
 - ガラス細工とスイーツ:
- なぜセット?: 小樽はガラス工芸とスイーツの街としても有名。美しいガラス製品を眺めながら、美味しいスイーツを味わうのは、まさに至福のひととき。
 - おすすめ: LeTAO(ルタオ)、北菓楼(きたかろう)、六花亭(ろっかてい)などの有名店はもちろん、隠れたカフェでいただくオリジナルスイーツもおすすめです。
 
 - ラーメン:
- 隠れた名店: 元祖「鳥居式ラーメン」発祥の地としても知られています。昔ながらのあっさりとした醤油ラーメンは、〆にもぴったり。
 
 
小樽をさらに楽しむためのヒント
- 「歩く」を極める: 小樽の魅力は、歩いてこそ発見できます。坂道や路地裏に潜む小さな発見を楽しんでください。
 - 地元の人との交流: 遠慮なく話しかけてみましょう。意外な情報や、とっておきの場所を教えてくれるかもしれません。
 - 季節ごとのイベント: 冬の「小樽雪あかりの路」は幻想的。夏には花火大会も。
 - 夜の小樽: ライトアップされた運河や、静かな夜の街並みもまた格別です。
 
最後に – 小樽で、あなただけの物語を
小樽は、訪れるたびに新しい発見がある、奥深い街です。今回ご紹介した「隠れた名所」は、ほんの一部。ぜひ、あなた自身の足で、あなただけの小樽の物語を見つけにきてください。歴史の息吹を感じ、美味しい味覚に舌鼓を打ち、そして美しい景色に心を奪われる…そんな素敵な旅になることを願っています。
また、小樽について何かご質問があれば、いつでもお声がけくださいね。
  
  
  
  

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