皆さん、こんにちは!宇治の歴史と文化をこよなく愛する者として、今回は皆さんに、都会の喧騒から少し離れた、古都・宇治の魅力を余すところなくお伝えしたいと思います。特に、地元の人でさえ「こんな場所あったっけ?」と思うような、とっておきの隠れた名所を100選、とまではいきませんが、厳選してご紹介させていただきます。初めて宇治を訪れる方にも、リピーターの方にも、きっと新しい発見があるはずです。私は宇治駅の駅舎も好きですし、平等院鳳凰堂に行くまでの途中にある川の流れも大好きです。
Hello, everyone! As a lover of Uji’s history and culture, I would like to share with you all the charms of the ancient city of Uji, a little away from the hustle and bustle of the city. In particular, I would like to share with you some of the hidden treasures that even the locals may wonder, “Was there ever such a place? I would like to introduce you to a hundred, if not more, carefully selected hidden gems that even locals may wonder, “I don’t remember seeing such a place here before. Whether you are visiting Uji for the first time or a repeat visitor, you are sure to discover something new. I love the Uji Station building, and I also love the river on the way to Byodoin Phoenix Hall.

宇治ってどんなところ?
まず、宇治と聞いて皆さんが思い浮かべるのは、おそらく「平等院鳳凰堂」や「宇治抹茶」でしょう。その通り、宇治は平安時代から続く歴史を持つ、日本を代表する茶の産地であり、数々の美しい寺社仏閣が点在する風光明媚な場所です。しかし、宇治の魅力はそれだけではありません。
宇治へのアクセス
宇治へのアクセスは非常に便利です。
- 電車:
- JR奈良線: 京都駅から約20分(宇治駅)。
- 京阪電車: 三条・淀屋橋方面から(京阪宇治駅)。
- 近鉄電車: (伊勢田駅で乗り換え、大久保駅など) 初めての方はJR宇治駅が便利でしょう。駅を出ると、もうそこは宇治の風情が漂っています。
宇治を訪れるベストシーズン
宇治は四季折々の美しさがありますが、特におすすめなのは以下の時期です。
- 春 (3月下旬~4月上旬): 桜が美しく、宇治川沿いを散策するのは格別です。
- 初夏 (5月~6月): 新茶の時期で、緑が目に鮮やか。湿度が高いですが、雨上がりの宇治川も趣があります。
- 秋 (10月下旬~11月): 紅葉が宇治川周辺の寺社仏閣を彩り、幻想的な風景が広がります。
隠れた名所100選(一部抜粋)!
さあ、ここからが本番です。定番スポットに立ち寄るのも良いですが、今回は一歩踏み込んだ宇治の魅力を発見できる場所をご紹介しましょう。
1. 宇治上神社(うじがみじんじゃ)
「え、宇治神社と違うの?」 と思われた方、鋭い! 宇治上神社は、世界遺産「古都京都の文化財」にも登録されている、日本最古の神社建築の一つです。平等院鳳凰堂から徒歩圏内ですが、意外と訪れる人が少ない穴場。本殿は国宝に指定されており、その歴史的価値は計り知れません。静寂な雰囲気の中で、悠久の時を感じてみてください。
- 見どころ: 国宝の本殿、厳かな境内、パワースポットとしても有名。
- アクセス: JR宇治駅から徒歩約20分、京阪宇治駅から徒歩約10分。
- 拝観料: 無料。
2. 宇治神社(うじじんじゃ)
宇治上神社のすぐ近くにあるのが、こちらの宇治神社。こちらも源氏物語ゆかりの地として知られ、境内には「源氏物語ミュージアム」もあります。源氏物語のヒロイン、紫式部がこの地で物語を紡いだと思いを馳せるのも一興です。
- 見どころ: 境内の静けさ、源氏物語ゆかりの地、宇治七福神の一つ。
- アクセス: 宇治上神社から徒歩すぐ。
- 拝観料: 無料。
3. 塔の島(とうのしま)と橘島(たちばなじま)
宇治橋を渡ると、宇治川の中洲に塔の島と橘島があります。特に塔の島には、十三重石塔があり、景観のアクセントになっています。夏には鵜飼も行われ、幻想的な光景が楽しめます。川風を感じながらの散策は、宇治の日常を垣間見るようで心地よいものです。
- 見どころ: 宇治川の雄大な流れ、石塔、鵜飼(夏季)。
- アクセス: 宇治橋を渡ってすぐ。
- 料金: 散策は無料。鵜飼は有料。
4. 縣神社の祭神(あがたじんじゃのさいじん)
宇治上神社のさらに奥、山手にひっそりと佇むのが縣神社です。こちらは「古来よりの神事」が残る、神仏習合の趣が色濃く残る神社。特に、人形を神前に供える「縣祭」は、日本三大奇祭の一つに数えられ、その神秘的な雰囲気に触れることができます。
- 見どころ: 古式ゆかしい神事、静謐な境内、パワースポット。
- アクセス: JR宇治駅から徒歩約30分、バス利用も可。
- 拝観料: 無料。
5. 喜撰山公園(きせんざんこうえん)
宇治川の対岸、少し小高い丘にある公園です。ここからの宇治市街、そして宇治川の眺めは格別。特に夕暮れ時は、街の灯りが灯り始め、ロマンチックな雰囲気に包まれます。桜や紅葉の時期には、さらに美しい景色が広がります。
- 見どころ: 宇治市街と宇治川のパノラマビュー、散策路。
- アクセス: 宇治橋から対岸へ渡り、徒歩。
- 料金: 無料。
6. 萬福寺(まんぷくじ)の隠れた庭園
黄檗宗(おうばくしゅう)の大本山である萬福寺は、中国風の建築様式が特徴的で、その存在感は圧倒的です。しかし、多くの人は本堂周辺しか見学しない傾向にあります。萬福寺には、知る人ぞ知る、静かで美しい庭園が点在しています。特に、方丈庭園の奥や、少し離れた場所にある庭園などは、訪れる人を少ないながらも、その静寂と美しさで魅了します。
- 見どころ: 中国風建築、隠れた庭園、独特の仏教文化。
- アクセス: JR黄檗駅下車すぐ。
- 拝観料: 境内無料、法堂、庭園は拝観料が必要。
7. 天ヶ瀬ダム(あまがせだむ)周辺
宇治川の上流にある天ヶ瀬ダム周辺は、知る人ぞ知る自然豊かなスポットです。ダム湖の周囲を散策したり、季節によっては新緑や紅葉を楽しんだりできます。都会の喧騒から離れて、自然を満喫したい方におすすめです。
- 見どころ: ダム湖、自然景観、リフレッシュできる空間。
- アクセス: JR宇治駅からバスで「天ヶ瀬ダム」下車。
- 料金: 無料。
宇治で味わいたい、とっておきのグルメ
宇治といえば抹茶ですが、それ以外にも美味しいものがたくさんあります。
- 抹茶スイーツ:
- 抹茶パフェ: 宇治には老舗の茶舗からモダンなカフェまで、様々な抹茶パフェのお店があります。自分好みの味を見つけてください。
- 抹茶そば: 宇治川沿いには、抹茶を練り込んだ風味豊かな蕎麦を提供するお店がたくさんあります。
- 抹茶かき氷: 夏の暑い日には、冷たい抹茶かき氷が最高です。
- 宇治茶:
- 茶摘み体験: 季節が合えば、茶摘み体験ができる場所もあります。自分で摘んだお茶は格別です。
- 茶問屋巡り: 宇治には多くの茶問屋があります。試飲をさせてもらいながら、お気に入りの宇治茶を見つけるのも楽しいでしょう。
- その他:
- 湯豆腐: 宇治上神社周辺など、静かな場所には古風な食事処もあります。
- 地元のお惣菜: 駅周辺の商店街には、地元で愛されるお惣菜屋さんもあります。
- ラーメン:京都といえばラーメンの町ですが宇治にもあります!写真のラーメンは平等院の近くで食べたラーメンです

宇治での服装と持ち物
- 服装:
- 歩きやすい靴: 宇治は徒歩での観光が中心となるため、歩きやすい靴は必須です。
- 季節に合わせた服装: 夏は半袖、冬は防寒着が必要です。春や秋は、薄手の羽織るものがあると便利です。
- 日差し対策: 夏場は帽子や日傘があると良いでしょう。
- 持ち物:
- カメラ: 美しい景色を写真に収めましょう。
- 雨具: 天候が変わりやすいので、折りたたみ傘があると安心です。
- 現金: 小さなお店ではカードが使えない場合もあります。
- エコバッグ: お土産などを入れるのに便利です。
宇治観光の費用感
宇治観光の費用は、どこに泊まり、何を食べるかによって大きく変わりますが、一般的な日帰り観光を想定すると、以下のようになります。
- 交通費:
- 京都駅からJRで往復: 約500円
- 現地でのバス代(必要に応じて): 数百円~1,000円程度
- 拝観料:
- 平等院鳳凰堂: 600円
- 萬福寺: 500円(法堂・庭園)
- その他、国宝・重要文化財指定の建物がある寺社は有料の場合が多いです。(数100円~)
- 無料の場所も多いので、計画次第で抑えられます。
- 食費:
- 軽食(抹茶スイーツなど): 500円~1,500円
- ランチ(抹茶そばなど): 1,000円~2,500円
- 夕食(宇治市内、または京都へ戻ってから): 2,000円~5,000円
- お土産:
- 宇治茶、抹茶菓子など: 1,000円~
1日あたりの目安:
- 節約コース: 3,000円~5,000円(拝観料を抑え、食事も質素に)
- 標準コース: 7,000円~12,000円(主要な拝観料、ランチ・スイーツを楽しむ)
- 贅沢コース: 15,000円~(茶問屋での購入、ちょっと良い食事など)
宿泊する場合は、京都市内に泊まるか、宇治市内に泊まるかで料金は大きく異なります。宇治市内にも風情ある旅館やホテルがあります。
最後に
宇治は、ただ美しいだけでなく、そこに息づく歴史や文化、そして人々との触れ合いが、訪れる者すべてを魅了します。今回ご紹介したのは、数ある宇治の魅力のごく一部に過ぎません。ぜひ、あなただけの「隠れた名所」を、この宇治で見つけてみてください。きっと、忘れられない旅になるはずです。
それでは、皆さんの宇治での旅が、実り多きものとなりますよう、心から願っております!


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