隠れた名所100:大久野島(うさぎ島) (広島) ~100 Hidden Gems in Okunoshima (Rabbit Island) (Hiroshima) Even Locals Don’t Know~

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皆さん、こんにちは!広島他、日本そして世界の歴史と文化をこよなく愛する RIKISEI です。今日は、皆さんがまだ知らないかもしれない、とっておきの場所、「大久野島」、通称「うさぎ島」をご紹介します。広島県竹原市沖に浮かぶこの小さな島は、その愛らしい住民たちと、意外な歴史の深さで、訪れる人々を魅了してやまない場所です。

Hello everyone! I am RIKISEI, a lover of the history and culture of Hiroshima, Japan and the world. Today, I would like to introduce you to a very special place that you may not know about yet: Okunojima, also known as “Rabbit Island. This small island off the coast of Takehara City in Hiroshima Prefecture is a place that fascinates visitors with its lovely inhabitants and surprisingly deep history.

大久野島ってどんなところ? ~うさぎたちの楽園~

大久野島と聞いて、「うさぎ島」という名前を思い浮かべる方もいらっしゃるかもしれませんね。その名の通り、島には数百羽もの野生のうさぎたちがのびのびと暮らしています。観光客が持ってくる餌を求めて、人懐っこく寄ってくる姿は、まさに絵本の世界。子供から大人まで、誰もがその可愛さに癒されることでしょう。

しかし、この島の魅力はうさぎだけではありません。実は、大久野島は、かつて「地図から消された島」として、秘密裏に毒ガス製造が行われていたという、暗い歴史も秘めています。島の中心部には、当時の遺構が今も残されており、平和への祈りを込めて、その歴史を伝える資料館も建てられています。愛らしい自然と、戦争の記憶。この二面性こそが、大久野島を特別な場所たらしめているのです。

初めて訪れるあなたへ ~旅行のヒント~

1. アクセス方法 ~島への旅路~

大久野島へは、主に船で渡ります。

  • 竹原港(たけはらこう)から:
    • JR呉線「竹原駅」から徒歩約10分。
    • フェリーで約15分。
  • 三原港(みはらこう)から:
    • JR山陽本線「三原駅」から徒歩約10分。
    • フェリーで約25分。
  • 忠海港(ただのうみこう)から:
    • JR山陽本線「忠海駅」から徒歩約5分。
    • フェリーで約15分。

どの港からも、比較的アクセスしやすいのが魅力です。船の時刻表は変更されることもあるので、事前に各港のウェブサイトなどで確認することをおすすめします。

2. おすすめの服装 ~快適に過ごすために~

  • 基本: 動きやすい服装と靴が必須です。島内は徒歩での散策が中心となります。特に、うさぎに餌をあげる際は、しゃがんだり立ったりする動作が多いので、スカートよりもパンツスタイルがおすすめです。
  • 日差し対策: 夏場はもちろん、春や秋でも日差しが強いことがあります。帽子、サングラス、日焼け止めは必須アイテムです。
  • 雨具: 天候が変わりやすいこともあるので、折りたたみ傘やレインコートがあると安心です。
  • うさぎとの触れ合い: うさぎはデリケートなので、爪を立てたり、強く抱きしめたりするのは避けましょう。また、うさぎの毛にアレルギーがある方は、マスクや長袖の着用を検討しましょう。

3. 食事 ~島で味わえるもの~

島内には、レストランや売店がいくつかあります。

  • うさぎの餌: うさぎに餌をあげるのが一番の楽しみ!という方も多いでしょう。島内の売店で、うさぎ専用の餌(ペレット)が販売されています。人間のお菓子やパンなどは、うさぎの健康を害する可能性があるので、絶対に与えないでください。
  • 軽食: 定食や麺類、軽食が楽しめるお店があります。島ならではの海の幸を味わえるメニューもあるかもしれません。
  • 持ち込み: お弁当や飲み物を持ち込んで、ピクニックを楽しむのもおすすめです。

4. 注意事項 ~安全に楽しむために~

  • うさぎへの配慮: 前述の通り、うさぎに与える餌には十分注意してください。また、うさぎを追いかけたり、無理に触ろうとしたりするのはやめましょう。野生動物ですので、距離を保って観察することが大切です。
  • 毒ガスの遺構: 島内には、過去の毒ガス製造の遺構が残されています。立ち入り禁止区域や、危険な場所には近づかないようにしましょう。資料館で歴史について学ぶことで、より深く島を理解できます。
  • ゴミの持ち帰り: 島の自然を守るため、ゴミは必ず持ち帰りましょう。
  • 宿泊: 島内に宿泊施設はありますが、数に限りがあります。日帰りでの観光が一般的ですが、ゆっくり滞在したい場合は、早めの予約が必要です。

大久野島の見どころ ~うさぎだけじゃない!~

1. 休暇村大久野島(休暇村本館)

  • うさぎとの触れ合い: 休暇村の敷地内は、うさぎたちの格好の遊び場。レストランや売店周辺で、たくさんのうさぎに出会えます。
  • 展望台: 瀬戸内海を一望できる展望台からの眺めは格別です。
  • 温泉: 休暇村には温泉施設もあり、旅の疲れを癒すことができます。

2. 大久野島毒ガス資料館

  • 歴史を学ぶ: ここでは、大久野島でかつて行われていた毒ガス製造の歴史について学ぶことができます。写真や資料を通して、戦争の悲惨さと平和の尊さを改めて感じさせられます。
  • 冷静な視点: うさぎの可愛らしさとは対照的な、島の過去を知ることで、より多角的に大久野島を理解できるはずです。

3. 島内遺構巡り

  • 旧兵器工場: かつて毒ガスが製造されていた工場の跡地。今は静かに佇んでいますが、その歴史の重みを感じさせます。
  • 弾薬庫: 島内には、当時の弾薬庫なども点在しています。
  • 安全第一: 遺構巡りは、足元に注意し、安全な場所からの見学を心がけましょう。

4. サイクリング

  • 島一周: レンタサイクルを利用して、島を一周するのもおすすめです。海岸線を走りながら、変化に富んだ景色を楽しめます。
  • マイペースに: うさぎに出会ったら、自転車を停めて、ゆっくり観察しましょう。

費用の目安 ~旅の予算~

大久野島への旅行は、日帰りか宿泊かによって大きく変わります。

日帰り旅行の目安:

  • 往復船賃: 港によって異なりますが、往復で2,000円~3,000円程度。
  • うさぎの餌: 1袋 100円~200円程度。
  • 昼食: 1,500円~2,500円程度。
  • 資料館入場料: 無料。
  • レンタサイクル: 1時間 300円~500円程度。

合計: 4,000円~6,000円程度(お土産代などは除く)

宿泊の場合:

  • 宿泊費: 休暇村などの宿泊施設を利用する場合、1泊2食付きで10,000円~20,000円程度から。

※上記はあくまで目安です。時期や利用する施設によって変動します。

まとめ ~心に残る旅を~

大久野島は、可愛らしいうさぎたちとの触れ合いだけでなく、国の歴史の深さを感じられる、ユニークな島です。瀬戸内海の美しい自然と、過去の悲しい歴史が共存するこの場所で、あなただけの特別な体験をしてみてください。

「地図から消された島」から、今や多くの人々を魅了する「うさぎ島」へ。その変遷を知ることで、より一層、この島の魅力に引き込まれることでしょう。

ぜひ、次の旅の計画に、大久野島を加えてみてはいかがでしょうか。きっと、忘れられない思い出ができるはずです。

それでは、また次回のブログでお会いしましょう!

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