皆さん、こんにちは! 今日は、日本の広島県に位置する、知る人ぞ知る魅力あふれる港町、「呉(くれ)」について、地元民だからこそ知っている、とっておきの情報をお届けします。もしかしたら、呉に住んでいる人でも「へえ!」と思うような、隠れた名所や歴史の深淵に触れる旅へと、皆さんをご案内しましょう。わたしのおすすめは、広島からフェリーに乗って呉までいくことです。その景色のすばらしさは筆舌に尽くしがたいです。
Hello, everyone! Today, I’d like to share with you some information about Kure, a charming port town located in Hiroshima Prefecture, Japan, which is known only to those in the know. Maybe there are some hidden gems or places of interest that even Kure residents might be surprised to learn about. I will take you on a journey that will take you to hidden gems and historical depths that even those who live in Kure might be surprised to learn about. My recommendation is to take the ferry from Hiroshima to Kure. The scenery is beyond description.

呉ってどんなところ? ~海と共に生きてきた歴史~
呉市は、広島湾に面した風光明媚な土地にあります。その歴史は、明治時代に海軍鎮守府が置かれて以来、日本の海軍・海上自衛隊の重要な拠点として栄えてきたことに始まります。そのため、街並みには海軍の歴史を感じさせる独特の雰囲気が漂っています。
「潜水艦の街」としても知られ、今でも海上自衛隊の基地として重要な役割を担っています。そんな背景を知ると、呉を訪れる見方がぐっと深まるはずです。
初めての呉、何を見ればいい? ~定番から穴場まで~

呉には、第一次世界大戦の遺産である巨大な戦艦「大和」の模型や、その建造の歴史を学べる「大和ミュージアム」といった、第一次世界大戦を語る上で欠かせない場所があります。しかし、今回は「隠れた名所」にご注目。
1.旧日本海軍兵学校跡地(現:海上自衛隊第1術学校)周辺
一般開放されているエリアも多く、当時の面影を残す赤レンガの建物群は、まるでタイムスリップしたかのような気分にさせてくれます。特に、校内にある「史料館」では、海軍兵学校の歴史を物語る貴重な資料が展示されています。静かで厳かな雰囲気の中、歴史の重みを感じることができるでしょう。
- 見どころ: 美しい赤レンガの建築、歴史的な資料、静寂なキャンパス
- アクセス: 呉駅からバスで約20分、または徒歩で約40分
- 入場料: 無料(一部施設は要予約)
- 注意点: 敷地内は広く、歩きやすい靴で訪れることをおすすめします。また、現役の訓練施設でもあるため、立ち入り禁止区域には十分注意してください。
2.音戸の瀬戸公園 ~絶景と源平合戦のロマン~
「音戸の瀬戸」は、源平合戦で平知盛が「棹(さお)」で瀬戸を切り開いたという伝説が残る、風光明媚な場所です。公園からは、狭い海峡を船が行き交う様子や、対岸の倉橋島までを繋ぐ「音戸大橋」のユニークな形状を眺めることができます。特に夕暮れ時には、茜色に染まる空と海、そして橋のシルエットが織りなす景色は、息をのむほど美しいです。
- 見どころ: 瀬戸の絶景、音戸大橋、平知盛ゆかりの地
- アクセス: 呉駅からバスで約30分
- 入場料: 無料
- 注意点: 公園内は階段が多い箇所もあります。
3.安芸灘大橋 ~未来への架け橋~
呉市内から車で少し足を延ばすと、穏やかな安芸灘に架かる「安芸灘大橋」があります。この橋は、いくつかの島々を繋ぐ「安芸灘諸島連絡架橋」の一部であり、その壮大なスケールと、橋の上から望む海の景色は格別です。静かな海に浮かぶ島々を眺めながら、ドライブするだけでも気分転換になります。
- 見どころ: 壮大な橋、安芸灘の美しい海、島々の景色
- アクセス: 呉駅から車で約40分(有料道路)
- 入場料: 無料(但し、通行料は別途)
- 注意点: ドライブがお好きな方におすすめです。
4.旧海軍糧食本廠跡(現:呉市教育センター)
あまり知られていませんが、呉市教育センターの敷地内には、旧海軍の糧食(食料)を管理していた本廠の建物の一部が残されています。レンガ造りの趣のある建物で、往時の面影を静かに伝えています。
- 見どころ: 歴史的建造物、静かな佇まい
- アクセス: 呉駅から徒歩約15分
- 入場料: 無料
- 注意点: 公開されている範囲は限られています。
呉ならではのグルメ ~海の恵みを堪能~

呉に来たら、やはり海の幸は外せません!
1.呉冷麺
呉のご当地グルメといえば、独特のタレでいただく「呉冷麺」。さっぱりとした味わいで、暑い日には特におすすめです。お店によってタレの味や具材が違うので、色々なお店で試してみるのも楽しいでしょう。
2.海軍カレー
呉の海軍の歴史にちなんで生まれた「海軍カレー」。伝統的なレシピを元にした、どこか懐かしくもスパイシーな味わいが特徴です。多くの飲食店で提供されているので、ぜひ一度ご賞味あれ。
3.新鮮な魚介類
港町ならではの新鮮な魚介類も堪能できます。お寿司屋さんや定食屋さんで、その時期の旬の魚を味わってみてください。
呉を旅する上でのアドバイス
服装
呉は海沿いの街なので、夏は日差しが強く、冬は海風が冷たいです。年間を通して、歩きやすい靴は必須です。夏場は日焼け対策や帽子、冬場はマフラーや手袋など、季節に合わせた服装を心がけましょう。特に、歴史的な史跡を巡る際は、たくさん歩くことになります。
交通手段
- 電車: 広島市内からJR呉線でアクセスできます。
- バス: 呉市内の移動は、バスが便利です。主要な観光地はバス路線で結ばれています。
- レンタサイクル: 呉市内は比較的平坦なエリアもあるので、レンタサイクルを利用するのもおすすめです。海沿いを颯爽と走るのは気持ちが良いものです。
- 車: 音戸の瀬戸公園や安芸灘大橋など、少し離れた場所へ行く場合は、車があると便利です。
費用
呉は、他の大都市と比べると比較的リーズナブルに旅行を楽しむことができます。
- 交通費: 広島市内からの往復運賃(電車)は、往復で2,000円~3,000円程度。市内バスは1日乗車券などが便利です(500円~800円程度)。
- 食費: 呉冷麺や海軍カレーなどは、1,000円~2,000円程度で楽しめます。海鮮料理は、選ぶお店やメニューによって幅がありますが、ランチであれば1,500円~3,000円程度でも満足できるでしょう。
- 宿泊費: ビジネスホテルであれば、1泊6,000円~10,000円程度が目安です。
- 観光施設入場料: 大和ミュージアムは600円、歴史の見える丘なども無料です。
1泊2日程度の旅行であれば、交通費、食費、宿泊費込みで20,000円~30,000円程度で十分に楽しめるでしょう。
最後に
呉は、壮大な歴史と美しい自然、そして温かい人々が息づく、隠れた魅力に満ちた街です。今回ご紹介した場所以外にも、きっと皆さんが「これは!」と思うような発見があるはずです。ぜひ、あなたの足で、あなたの目で、呉の新たな一面を見つけてみてください。きっと、忘れられない旅になることでしょう。
それでは、皆さん、良い旅を!

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